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「カーテン1枚で変わる?」多床室のプライバシー問題とその解決策

2025.06.20

近年、特別養護老人ホームをはじめとした高齢者施設では、「利用者のプライバシーをどう守るか」が大きな課題となっています。

その中でも、多床室(4人部屋など)におけるプライバシーの確保は、現場でもたびたび話題になります。

「カーテンを閉めているのに、なぜか落ち着かない…」
「着替えのときにヒヤリとする瞬間がある」
「職員も気を使いすぎて、対応が遅れる」

こうした声は、私たち和興建材のリニューアル部にも多く寄せられています。

今回は、「多床室のプライバシーを守るにはどうしたらいいのか?」をテーマに、現場の課題とその解決策を分かりやすくお伝えします。

◆カーテンでは限界がある?利用者・家族のリアルな声

多床室の仕切りには一般的に天井吊りのカーテンが使われます。
一定の視線遮断効果はあるものの、以下のような課題が残ります。
カーテンの隙間から視線が入る

会話や生活音が筒抜けになる

照明が共有されており夜間も落ち着かない

訪室者がどの利用者に来たのかすぐ分かってしまう

実際、ご家族から「もっと個室に近い環境をつくってほしい」という要望を受ける施設も増えています。

◆解決策①:可動式パーテーションで「半個室化」
カーテンに代わる仕切りとして注目されているのが、可動式パーテーションです。

▼メリット
視覚的な圧迫感が少なく、しっかり目隠し

カーテンより遮音性が高く、プライバシーを向上

必要に応じて移動・撤去が可能

補助金の対象になる場合がある

特に、天井を塞がず通気やスプリンクラーの干渉を避けられるため、消防法や建築基準法にも適合しやすいという利点があります。

◆解決策②:照明・音環境の見直し
仕切りとあわせて検討したいのが、「照明と音の環境改善」です。
個別照明の導入(読書灯や足元灯など)

各ベッドごとのナースコール配置の見直し

サウンドマスキング(雑音で会話を聞こえにくくする)機器の設置

これにより、夜間のストレスや会話漏れの不安を軽減できます。

◆補助金を活用した改修も可能です!
埼玉県では、「多床室の個室化」や「ゾーニング対応」を目的とした改修に対して、補助金が活用できる制度があります。
(例:「高齢者施設等における個室化支援事業」など)

和興建材では、申請書類の作成支援や改修プランのご提案も承っております。

補助金を活用したコストを抑えた改修も、ぜひご相談ください。

◆まとめ:「プライバシー」が安心・信頼につながる
介護施設で過ごす利用者様にとって、「見られたくない」「聞かれたくない」と思う時間があるのは当然のことです。

その思いにしっかり応えることで、ご本人はもちろん、ご家族や職員の安心と信頼にもつながります。

「プライバシーを守る改修、うちの施設でもできるかな?」

そんなときは、ぜひ和興建材にご相談ください。

現場に寄り添った解決策を、私たちが一緒に考えます。

▶和興建材リニューアル部
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