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個室化したときの消防設備について
2024.07.30
多床室を個室化した場合、消防設備の増設、移設が必要になります。
事前に管轄する消防署に相談に行けば、詳しく指導していただけます。
感染症対策で天井までパーテーションを隙間なく設置した場合は、スプリンクラー、熱感知器、非常用スピーカーが対象になります。
カーテンで仕切っていたときは、熱感知器、非常用スピーカーは、お部屋に1ヶ所しかないと思います。
個室化した場合は、パーテーションで仕切った各個室と通路に熱感知器が各1ヶ所ずつ必要になりますから、4ヶ所増設することになります。
非常用スピーカーも火災警報装置の構造により、各1ヶ所ずつ必要になるのです。
スプリンクラーも2ケ所程度は増設が必要で、既存のスプリンクラーの移設作業も発生します。
これら消防設備の工事金額に、数百万は掛かります。
プライバシー保護のための改修などで天井から隙間を開けてパーテションを設置する場合は、消防設備の移設で済むことが多くなります。
この場合も事前に、管轄の消防署に相談して指導をもらうようにします。