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個室化改修 補助金の金額内で改修できるか
2023.08.15
多床室の個室化改修支援事業のでは1床当たり最大97万6千円の補助金が、プライバシー保護のための改修では最大73万4千円の補助金が支給されます。
どちらの改修工事もパーテーションを使用して多床室を個室化しますが、照明増設やコンセント移設などの電気工事、天井解体した場合には天井復旧工事、また造付家具を解体した場合には、新たな家具設置、壁復旧工事などが発生します。
さらに個室化支援事業では、感染症対策が目的のためパーテーションに隙間が開けられません。
パーテーションで仕切られた部屋は個室と見なされるので、スプリンクラー移設増設、火災警報装置増設移設などの消防設備工事、換気設備工事も発生します。
これらの工事費は特殊なケースを除き、ほぼ補助金の範囲内で工事できます。
補助金の範囲を超えたケースでは、居室にリフトがあり解体するのに、けっこうな金額が掛かったことがありました。
またエアコンを各個室に取付たい場合は、補助金の範囲を完全に超えてしまします。
個室化補助事業で天井に隙間を開けられない場合ば、パーテーションの上部を開けられるようにして、冷気が個室に流れるようにするなど工夫が必要になります。